カラオケで中島みゆきの「悪女」を歌う女にロクな女はいねぇ!(暴言
「WHITE ALBUM2」です。
つ~か、雪菜ちゃんより、やっぱり春希君がサイテーでしょ。あれだけかずさにちょっかい出しておいて、自分の気持ちにも相手の気持ちにも気付かないって、それをもし鈍感という言葉で片付けるのなら、それは最早何らかの障害を持った人間であると言わざる負えない。マジで。
かずさの気持ちに勘付いていながら、仲間外れにされるのが怖いので、先に春希君に告るとか、…3歩ぐらい譲って、これは解らんでもないけど、親友と言って憚らないかずさに対して、あまりにもねぇ…。
かずさもさぁ…。あんだけ我慢したんだから、最後まで我慢しろよ。って言うか、これは紛れもなく春希君がちょっかいかけ過ぎなんだけどね。そういう意味でかずさは被害者でもあるんだろうけど、それでもねぇ…。
う~む…。
最近流行の高スペックで「どこにでもいる高校生」な主人公「春希君」。そりゃあ勉強も出来て人望もあって、病的に鈍感で。こういう男の子に感情移入できなくなってしまったなぁ…。昔は出来ていたと思うけどねぇ…。
でもまぁ、だからこそ物語が成立する訳で。
この「WHITE ALBUM2」と言う作品は、良い意味でも悪い意味でも、この春希君が自分で蒔いた種を刈り取っていく物語なんだね。
カラオケで中島みゆきの「悪女」を歌う以外は、非常に美人さんな雪菜ちゃんです。
家庭的だし、一途だし、申し分無い娘だけど、そんな彼女を振り切って、かずさにちょっかいを出す春希君に、誰がどのぐらい感情移入できたんだろうか?私が春希君の立場だったら、絶対に雪菜ちゃんに悲しい思いなんてさせないけどなぁ…。
惚れた男が悪かったのかね。
でも、キャラ的にはかずさの方が好きですけどね。
だから春希君がかずさにちょっかいを出し続けた思いも解らないことは無い。
黒髪ロングに弱くない男なんていない!(きっぱり
物語に絡んで来ると思いきや、ほぼ完全にモブだった水沢さん。
え?声の人って秋山殿?!声だけで気付いた人っているんだろうか…?
結構さっぱりして好きなキャラです。メインヒロインがあれだけに…w
春希君の友達二人も割と常識人でしたね。かずさに固執するのではなく、春希君が付き合っているのは雪菜ちゃんなんだと、諭す場面がありましたが、ほんとその通りです。
学際のライブのシーンは、良かったね。高校生の体育館でやっている風な雰囲気が、すごく懐かしく感じました。そうそう、こんな感じだったなぁ…。遠い目…。
歌声を追って春希君が屋上にいる雪菜ちゃんを見つけるシーン。
こういうボーイ・ミーツ・ガールは好きです。
雪菜ちゃんが寝不足でうつらうつらしている春希君の髪の毛を、いじるシーンが、なんか可愛かったです。裏にいるモブ子ちゃんの反応も良い感じです。それにお構いなしの雪菜ちゃんも。羨ましいですね。
風邪を引くかずさ。この体温計を咥えるシーンが、なぜか印象に残っています。かずさ可愛いですよね。
ライブの三曲目にオリジナルをやりたいって、かずさと春希君に言われた雪菜ちゃんの思いの変化をとらえたシーン。ここでかずさの春希君への思い、春希君のかずさへの思いなんかを感じ取ったんじゃないかって言うシーンです。
印象に強く残っているシーンです。このオリジナル曲のタイトルが、「届かない恋」
そのままやないかぁ~い!
と、突っ込むのは無粋と言うものです…。
なんでこんなにキスがうまいんだよ!ってテクニシャン春希君が怒られるシーン。春希君の鬼畜な部分が丸出しです。つ~か、ここでデープキスって…。
電話の茶番から一気に部屋でえっちに雪崩れ込むシーン。
散らかっている服とか、制服がはだけている春希君を見ての雪菜ちゃん。
そして空港の「そんなわけないじゃない…!」のシーン。ここが一番切なかったなぁ…。悪いのは春希君だから。訴えたら勝てるレベル。
おまけで、エンディングでメインヒロイン二人が振り替えるシーンがすごく好きです。曲も良いよね。
う~む。実は若い頃はこういう恋愛ものって大好きだったんだけど、どうも歳を取ってから苦手になって来てね。何だろうね?こういうの。更年期?(違
ま、この後この3人がどうなったか、どうなるのかはアニメしか知らない私が知る由もないですが、この作品のように、もう手遅れなのに!もう遅いのに!それでも自分の思うが儘に突っ走ってしまい、いろんなものを壊してしまう。そんな若さゆえの過ちをご覧になりたい方にはおススメしたい逸品です。
…正直私は勘弁だな。